＜ダンパーストロークアップKITを装着する理由＞
この車種は純正でもリアのショックが極端に短いです。
車高調やエアサスのみ装着する場合ストローク80mmになってしまいます。
ダンパーストロークアップKITを装着する場合ストローク130mmのダンパーが装着可能になります。
エアサスの場合は、ストローク量が上げ下げ幅になります。
つまり50mm上げ幅が増えるということです。
更にオイルの容量も増えるので、耐久性、長距離走行時の乗り心地も良くなりますので車高調の方にもお勧めです。
ダンパーストロークアップKITを装着するかしないかで、ショックの容量が変わりますので最初にSETで購入することをお勧めします。
すでにダンパーストロークアップKITをお持ちの方は注文時にお伝え下さい。

＜キャンバープレートを装着する理由＞
正常にスムーズにストロークさせる為の調整が可能となるオプションです。
車高を落としていく場合、ロアアームが円弧を描きながら段々バンザイ方向になります。
車高の設定位置から次はどう動くかを予想してショックを理想の角度に調整する必要があります。
もし角度がずれている場合、ショックは折れようとしたり、しなりながらストロークしようとします。
すごい抵抗がある状態でストロークするので当然乗り心地が良くないです。
この場合、減衰力ダイアルを回しても乗り心地変化の体感量も少なくなると思います。
このようになると、ロッド（ストローク部分）の根本のパッキンが方減りしていずれオイルが漏れます。

ストラットブラケットでキャンバーを付けていくと段々ショックが起きていって、いずれポジティブ方向になります。
この状態は最悪な状態です。リフトアップ時のキャンバー角よりも、１G状態のキャンバーの方が起きているようなセッティングはこのような状態になっています。
この状態ではストローク時、コーナー中に踏ん張るどころか逆に動いています。走行中に安定感も無いです。
この車種はフロントがストラットという構造になっています。
ショックがタイヤの角度を支えていながらストロークしたりハンドルを切ると一緒に回転したりする構造です。
この構造はキャスター角も少ない分、キングピン角で直進安定性を持たせているので先ほどの状態では理想の逆方向のセッティングになってしまいます。

この車種はドライブシャフトが付いています。
ドライブシャフトは長さ方向に延び縮みする構造になっていますが、キャンバーを付けていくとドライブシャフトが底付する可能性があります。
ロアアームや、EASY　PRO　Ver1　で伸ばしてキャンバーを付けるとドライブシャフトが抜ける可能性もあります。
基本的に純正の位置に合わせる為にドラシャナットを外しどれくらい奥行量があるか計測し、同じ位置になるようにキャンバープレートで調整も可能です。